【坪拾い】変わった形の軒天面積の拾い方

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< 軒天面積を拾う時、2点クリックをして奥行の長さを設定すると思います。上記のように奥行が変わった感じの場合はどうやって拾えばいいでしょうか?そもそも拾うことは出来るのでしょうか?

< はい。少し工夫は必要ですが拾えます。順番にやり方をご紹介しますね。


1.奥行が途中で変わる場合

奥行が途中で変わるような場合は、シンプルに入力を分けてしまいます。
下図の例では、途中までが1500㎜・残りが750㎜です。入力を分けてそれぞれ奥行を設定しましょう。

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2.奥行が斜めになっている場合(三角形)

奥行が斜めになっている場合(平面図で見ると三角形)、三角形の面積は「底辺×高さ÷2」で求められますので、奥行の数値を半分で設定します。
下図の例の場合、奥行は500㎜ですが250㎜で設定しましょう。

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3.奥行が斜めになっている場合(台形)

奥行が斜めになっている場合(平面図で見ると台形)も三角形と同じような考え方で奥行を工夫します。台形の面積は「(上底+下底)×高さ÷2」で求められるため、2つの奥行を足して半分にした数値を設定します。
下図の例の場合、奥行は1250㎜(1000㎜+1500㎜÷2)で設定しましょう。

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困った時は・・・

奥行を計算するのが逆に手間に感じたり、物件によってはこれらのパターンで対応出来ないケースがあるかもしれません。そういったときは、平面図を読み込んで使っていないグループの面積を選んでなぞるという方法があります。
物件によって方法を使い分けてみてください。

この方法で軒天を拾った場合、集計では選択したグループの「面積」として表示されます。

※面積を使った軒天の拾い方については、下記の記事の中でも詳しく説明しています。
【坪拾い】軒天材の枚数を拾う

投稿者: 永田