再生エネ 原発上回る

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4月9日は『大仏の日』。752(天平勝宝4)年のこの日、奈良・東大寺の大仏開眼供養が行われました。大仏の納められている大仏殿は世界一大きな木造建築物です。また大仏は、743(天平15)年に聖武天皇の詔により造営開始、約10年の歳月を要して完成しました。

時事:再生エネ 原発上回る

経済産業省は2030年時点の望ましい電源構成「ベストミックス」について、原子力発電の比率を21?22%前後とする方向で調整に入った。太陽光などの再生可能エネルギーの割合は23?25%と原発を上回る水準にする。原子力の比率を東日本大震災前の28.6%から大きく減らし、再生エネを最大限に導入する姿勢を打ち出す。

太陽光や風力、地熱などの再生エネは23?25%と原子力を上回る比率にする。CO2排出量が少なく、安全性も高いためだ。水力、地熱、バイオマスの合計で10%超とする。太陽光と風力は合計15%以上になると送電線の増強費用などで国民負担が膨らむため、15%未満にする。

震災後の13年度の電源構成(実績)は火力が9割を占め、原子力は1%にとどまった。海外から燃料を調達する石炭や石油、液化天然ガス(LNG)火力の発電が増え、電気料金の上昇やCO2排出量の増加につながっていた。

(日本経済新聞2015/4/6)

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