建設業振興基金(振興基金、佐々木基理事長)は、厚生労働省から受託して展開する「建設労働者緊急育成支援事業」のPR用に新たな動画を制作した。とび、鉄筋、型枠などの躯体系、軽天ボード貼り工や木工などの仕上げ系の各職種の特色を生かして考案したキャラクターに動きを付け、「建設業でみんなの街の未来を一緒につくろう!」と呼び掛けている。
同事業は、未就業者に建設業で働くために基礎技能を身に付ける訓練と資格取得を提供し、就職支援をセットにした事業。初年度の15年度分から17年度までの累計就職者数は1904人に達した。18年度も地域の建設業界の協力を得て設置した全国25カ所の拠点で地域性も生かした事業を展開している。
訓練生を募集するために振興基金は、ハローワーク、専用サイト「建設業Welcome!」(http://www.kensetsu-kikin.or.jp/kunren/)と同名の無料雑誌などを通じて情報提供している。
職種別キャラクターは昨年4月、無料雑誌に初めて登場。イラストが目にとまり「無料雑誌を手に取ったのがきっかけで訓練に参加しました」(女性訓練生)という人もいる。動画は動画共有サイトYouTubeで配信。専用サイトからも見ることができる。
日刊建設工業新聞2018年8月10日