梅雨前線による大雨/政府一丸で万全な対策/テックフォース現地入り

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活発な梅雨前線が停滞し、九州を中心に記録的な大雨が続いている。政府は3日に首相官邸で関係閣僚会議を開いた。安倍晋三首相は「自治体や関係機関と緊密に連携しながら、適切な避難行動につながる迅速かつ分かりやすい情報発信を継続するなど、政府一体となって万全の対策を講じるように」などと指示した。
これを踏まえ国土交通省も同日、同省で災害対策本部会議を開催=写真。石井啓一国交相は「緊急災害対策派遣隊(テックフォース)などは関係自治体からの要請を待つことなく積極的に対応するとともに、要請に対しては迅速かつ全面的に支援する」など3点を発した。
国交省によると3日午前6時30分時点で、土砂災害が9県で21件(地滑り1、崖崩れ20)発生している。県が管理する大里川(鹿児島県いちき串木野市)で堤防が決壊し、大型土のうによる応急対策を講じた。九州地方整備局では、熊本、鹿児島の2県に災害対策現地情報連絡員(リエゾン)を延べ13人派遣している。

 

出典:日刊建設工業新聞 2019/7/4

時事

投稿者: 永田