壁ボードを2重張りする方法をご案内します。
今回は以下の3つ方法をご紹介します。
①はVer10.13.000より追加された新機能を使います。最新版へアップデートする方法はこちら
各方法の特徴を一覧にまとめました。
ご自身の拾い方にあった方法をお使いください。
①壁ボードを二重で配置する
壁ボードを二重で配置する方法です。
こちらはver10.13.000より追加された新機能を使います。
壁ボードを二重で配置することで、面積・枚数を2倍で積算できます。
入力方法:部屋全体が二重張りの場合
1)部屋入力モードに入ります。
壁ボードを二重張りにしたい部屋名を選択し、フローティングプロパティで[壁]タブに切り替えます。
2)壁タブ内の②にボードの名称を設定してください。
①のボードと②のボードで二重張りになります。
もし高さが異なる場合は、それぞれの高さを設定してください。
3)そのまま部屋を入力します。
部屋の周りに配置されるボードがすべて二重で配置されます。
※入力後に後からプロパティを変更し、【適用】することも可能です。
入力方法:部屋の一部の壁ボードだけ二重張りにする場合
部屋の一部だけの場合は、壁編集のライン入力機能を使うのがお勧めです。
1)壁編集モードに入ります。
二重張りしたいボードの名称を左から選び、「ライン入力」にチェックを入れます。
2)二重張りにしたい壁ボードの上にラインをかざすと、黒く太いラインが表示されます。
その状態でクリックすると、ラインに沿ってもう1本壁ボードが配置され、二重張りになります。
②「〇〇+〇〇」の二重張り用壁ボードを使用する
「PB9.5+PB9.5」など、あらかじめ二重張りの名称がつけられた項目を使う方法です。
1つの入力で二重張り分の枚数を拾うことができるので便利です。
名称を分けるため、二重張り部分だけ分けて集計することができます。
ただ、面積は自動的に2倍になるわけではございませんので、ご注意ください。
EX.1 PB9.5+PB9.5 高さ2500㎜40m=100㎡を拾い出した場合
工種別集計結果の面積 「PB9.5+PB9.5 100㎡」 ※仕様名の通り㎡数が出力される
部材拾い集計結果の枚数 「PB9.5 66枚×2=132枚」 ※部材ごとに枚数が出力される(同じものを2重張りなので2倍)
EX.2 PB9.5+PB12.5 高さ2500㎜40m=100㎡を拾い出した場合
工種別集計結果の面積 「PB9.5+P12.5 100㎡」※仕様名の通り㎡数が出力される
部材拾い集計結果の枚数 「PB9.5 66枚・PB12.5 66枚」※部材ごとに枚数が出力される
③「面積を二倍で求める」チェックを使う
壁編集において「面積を二倍で求める」にチェックを入れる方法です。
チェックを入れるだけなので簡単に面積を2倍で計算できます。
面積だけを積算する場合にお勧めの機能です。
注意点として、部材登録において割付した枚数を根拠に計算している場合は、面積を2倍にしても枚数は2倍になりません。そのため枚数も積算する場合は、この方法での二重張りは避けてください。
EX. PB9.5 高さ2500㎜40m=100㎡を拾い出し、面積2倍設定した場合
工種別集計結果の面積 「PB9.5 200㎡」 ※2倍の面積になります
部材拾い集計結果の枚数 「PB9.5 66枚」 ※枚数の2倍計算ができないのでお勧めできません