坪ちゃんは疑問に思っています。
いつもは拾い出しを依頼される図面に伏図がついていないのに、今回初めて伏図がある物件に出会いました。「いつも坪拾いで屋根伏図を作っているけれど、今回も伏図を作るべきなのだろうか?」そんな疑問が出てきました。
しかも初めてみる形状なので、自力で伏図を作る自信もありません。「サポートセンターに聞けば自動で出来そうだけれど、なんとか自力でやりたいな…」と思っているようです。
(ちなみにこの屋根伏図は、坪拾いで自動で作成することが出来ます!)
伏図は必ずしも作るべきなのか?
答えは「いいえ」です。
坪拾いで伏図を作る1番の理由は、多くの物件には屋根の図面がないからです。なぞるための図面があるのであれば、伏図は作らなくても問題ありません。
伏図を作るメリットは、”数値を指定して作図するので精度が高い”という点ですが、複雑な形状であったり自動で作成が出来ない形状であれば、伏図を読み込んでなぞった方が早いこともあります。
伏図を作らないときはどう進めばいいか?
エリア作成に入ると、屋根伏図を作る[屋根伏せ]モードが開きます。
ついつい外壁線入力をしたくなりますが、このモードはスキップしましょう。
画面上部の[部材配置]モードに入り、面積から入力していきます。
このとき、面積は1面ごと囲むのがオススメです。面ごとに囲った場合、役物のライン入力が使えます。
伏図をなぞるときのポイント(2点)
①屋根の形状によっては、屋根の面同士が重なっていることがあります。面積の形状を想像しながら1面ずつ必要なエリアを囲ってください。
②図面をなぞる場合、どうしても隣り合う面積の頂点がずれてしまうことがあります。そういった場合は、[Alt]を使った頂点吸着も活用しましょう。見た目も精度も良くなります。
参考:
【坪拾い】入力の時のポイント①(水平垂直/フリーモードの切り替え)
【坪拾い】入力の時のポイント③(Altキーで吸着)