<今まで坪拾いでたくさんの物件を拾ってきましたが、今回はじめて「”樋”も拾うように」と指示がありました。
初めて拾うのですが、樋はどうやって拾えばいいでしょうか。
<拾い項目の中に樋に関するものが登録されているので、そちらを使って必要な部分に入力を行ってください。樋だからといって、入力方法が特殊になることはありません。
軒樋と竪樋は、2点クリックの長さ入力です。集水器などは1点クリックで個数を拾う項目になっているので、必要な部分に、必要な分だけ、必要な項目を入力すれば拾うことが出来ます。
<ハッ!てっきりはじめて拾うので、難しく考えてしまっていました。
いつも通り必要な部分に入力してみます!
<はい。ただ樋は物件の外観に大きく影響するため、立面図には記載がされていないケースが多くあります。
入力すべき場所さえ分かれば拾えますが、図面を見ても分からない場合は設計者の方に確認していただくようお願いします。竪樋については入力時の注意点がありますので、後ほどご紹介しますね。
<たしかにそうですね。今回はリフォームで写真があったので、それを参考に場所は見極められそうです。では注意点を教えて下さい!
竪樋を入力する際の注意点
・竪樋は、”軒 ~ GL まで”をなぞる
普段、外壁面積を入力する際は基礎の高さまでをなぞることが多いため、竪樋も基礎までの高さで入力してしまいがちです。長さが足りなくなってしまうので注意しましょう。
・図面に竪樋の記載がある場合は、4面すべてをなぞってしまうと重複する
出隅や入隅と同じ原理です。拾った場所が側面の図面の入力と被っていないか確認しましょう。
・軒天裏や屋根につたう部分は、入力場所が見えている図面を使うのがオススメ
下図のような場合、西面の竪樋は長さが足りません。側面の南面を見れば一目瞭然です。
屋根に沿ってつたうような竪樋を入力する場合は、入力すべき場所がすべて見えている図面を使うのがオススメです。