太陽光発電の先進国ドイツへ ?

image_print

ルートウィヒスハーヘン(Ludwigshafen)のメガソーラー
訪問日:2015 年 11 月 23

フランクフルト中心地から南へ約 90 キロに位置するマンハイム郊外の町ルートウィヒスハーヘンに、2.24 メガワットの太陽光発電所がある。今回、メンテナンスを行っている PFALZSOLAR社の担当者にインタビューすることができた。

 

 

 

 

 

2011年9月、EUROSOL 社が市民との協力関係の下、ここルートウィヒスハーヘンにこの地域最大の太陽光発電プラントを建設した。 パネルは中国インリー製。41,000 平方メートルという広大な敷地に9000 枚のパネルが配置され、約600世帯に供給可能な電気を発電している。この発電所は地域社会に提供されており、情報開示も行われている。市民はディスプレイでいつでもこの発電所の技術仕様や発電量を確認することができるとの事。 特徴的だったのは、パネルの設置方法。 日本でよく見かけるような架台はなく、野立でありながら、屋根置きのようにパネル一枚一枚が整然と配置されていた。「野立は基礎工事が必要でその上に架台(アレイ)を建設するもの」と思い込んでいたので、かなり新鮮な光景だった。

 

 

←太陽光パネルは産業廃棄物の埋め立て地の上に置かれている。

 

 

この配置方法はパネルの状況を確認しやすいため、メリットは大きいと思われるが、こうした配置は面積効率的に良くないとの事で、土地の狭い日本ではあまり普及しないのかもしれない。
メンテナンス上の問題として、やはり雑草問題や盗難問題は避けられないとの事だった。日本と同じく、ケーブル盗難は増えてきているらしく盗難後の復旧にも相当手間と時間がかかるので問題の深刻度は大きい。

ちなみに、アウトバーンを走るバスの車窓から景色を見ていると至る所に大規模な発電所を目にすることができる。日本と同じような勾配を付けたアレイ設置もあれば、住宅の屋根置きもある。風力発電用の風車も見かけた。ただ、当たり前のことであるが、観光地の屋根には一切パネルは載っていなかった。

 

 

 

 

 

 

太陽光発電の先進国ドイツへ ?
太陽光発電の先進国ドイツへ ?
太陽光発電の先進国ドイツへ ?

 

 

投稿者: