１つの部屋の中で２種類の巾木を拾いたいのですが、可能ですか？
室設定では、1つしか設定できなさそうです・・・。
確かに、既存の巾木や廻縁機能では1部屋に1種類しか設定できません。
複数種類になる場合は、壁ボード入力を代用した拾い方をご案内しております。
設定方法
例えば、下図の部屋のようを想定して説明します。
部屋の三面は「ソフト巾木A」で、一面だけ「ソフト巾木B」を付ける仕様になっています。
まずは壁ボード設定に巾木(廻縁)の名称を追加します。
【各種設定】→【壁ボード設定】を開きます。
壁ボード設定の【追加】で行を追加し、巾木(廻縁)の名称を設定します。
属性1は「長さ」にしておきましょう。
部材拾い集計にも出力したい場合は、部材登録も行っておきます。
【簡易部材登録】をクリックし、単位「m」、根拠は「壁長さ」を設定します。
※本数で計算したい場合は、単位「本」、計算式「1/(1本あたりのm数を入力)」で設定してください。
壁ボード設定に追加し終えたら、【壁編集】モードに入ります。
左側の項目から先ほど追加した巾木(廻縁)の項目名をクリックします。
部屋の辺と同じ長さで配置する場合は「ライン入力」にチェックしておきましょう。
※ライン入力のやり方※
部屋の辺(もしくはボードの辺)の上にマウスをかざし、黒く光ったらクリックします。
下図のように面ごとに種類を変えて配置することができました。
今回の例では壁ボード(PB9.5)がすでに配置されていたため、その上にさらに巾木を入力しています。(壁ボードがない部屋でももちろん配置できます）
属性１を長さにしているため、集計結果ではm数が出力されます。（工種別集計・部屋別明細）
ただし、巾木・廻縁ではなく「壁ボード」の括りで集計されますのでご注意ください。
もし他の部屋に部屋入力で巾木や廻縁を設定している場合は、結果が分かれて出てきます。
※注意※ 壁ボードを代用して巾木・廻縁を拾う場合、部屋の巾木・廻縁は「設定なし」にしておきましょう。
重複して拾われてしまいます。
補足：部屋の一部だけ巾木・廻縁を拾う場合
部屋の一部だけ巾木・廻縁拾いたいという場合も、今回ご紹介した方法が便利です！
ただ部屋の一部だけなくしたい、という場合は部屋全体から減算したほうが効率的な場合もありますので、部屋に配置したい割合でご判断ください。
巾木・廻縁を減算する方法は→『【平兵衛くん】廻り縁・巾木を減算する』
