
<以前、壁貼物の切代について教えてもらいました。今回はリピートについても詳しく教えて欲しいです!

<もちろんです!では今回の記事では「リピートとは何か」「リピートを設定すると平兵衛くんはどう計算するのか」をご紹介しますね。
1.壁貼物の”リピート”とは?
リピートとは、柄物の貼物(クロス)に見られる特徴で、同じ柄が繰り返される一定の間隔のことを指します。無地の貼物には、基本的にリピートはありません。
この壁紙は赤枠部分が繰り返されています。タテ460㎜、ヨコ920㎜がリピートサイズです。
2.平兵衛くんでの設定方法と集計の変化
リピートサイズ(縦リピート、横リピート)は、エリア作成画面左上【各種設定】→【貼物設定】から設定・変更することができます。
※横の柄は商品サイズで自然とリピートになるよう設計されているため、商品幅と横幅はイコールになるはずです。横リピートは貼物幅とイコールにしておきましょう!無地の貼物はリピート0でOK!
リピートサイズを設定しても、集計方法は変わりません。リピートを考慮した結果は自動的に計算されますので、通常通り集計を作成・更新してください。
結果は以下のように変化します。
例:天井高2400㎜、周囲が10mの部屋の貼物本数(貼物幅は920㎜、切代なし)
リピートを設定しない場合(縦:0㎜、横0㎜)
(以下の集計は「貼物本数表」 作り方はこちら)
貼物の長さは1本あたり2400㎜
貼物の本数は11本 部屋の周長10000㎜÷貼物幅920㎜=10.869…
⇒2400㎜×11本=26.4m
リピートを設定した場合(縦460㎜、横920㎜)
(以下の集計は「貼物本数表」 作り方はこちら)
貼物の長さは1本あたり2760㎜ (天井高2400㎜÷縦リピート460㎜=5.217… 460㎜×6)
必要長さ1本分2400mmなのは変わりませんが、縦リピートが設定されていると、隣に並ぶ柄が同じ位置になるようリピートサイズを考慮した計算が入ります。天井高2400㎜÷縦リピート460㎜=5.217… 460㎜×6
リピートを考慮した場合の1本当たりの長さは2760㎜となります
貼物の本数は11本 (部屋の周長10000㎜÷貼物幅920㎜※=10.869…)
⇒数量として30.36m必要(2760㎜×11本)
※今回は貼物幅=横リピートなので、920㎜で割っています
補足:横リピートについて
一般的には横リピート=貼物幅と同じでよいと思いますが、仮に横リピート幅を設定した場合にどのような動きになるか、ご説明します。
例:貼物幅920㎜、横リピート300㎜で設定した場合
920÷300=3 あまり20
300×3=900㎜の幅で計算を行います。


<今回も理解を深められました!よかった~!





