【坪拾い】システム設定のユーザー設定一覧

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<今回はシステム設定の中にある「ユーザー設定」について一挙にご紹介します。ユーザー設定は、坪拾いを使う際の基本的な設定です。画面描画や特定の機能に対して設定が出来るので、是非この機会に自分好みの坪拾いに変えてみてください。

<僕のオススメも一緒にお伝えしますね!


各種表示設定

この設定では、入力中のさまざまな項目のカラーや表示サイズを変更することができます。

(画像をクリックで拡大表示)

UNDOの回数

UNDO(元に戻す)ボタンを押す上限回数を変更することが出来ます。
UNDOの回数を増やすと前後の操作を保存する処理が働くため、操作の速度が若干遅くなることがあります。お使いのPCや容量によって速度も変動しますので、自由に変更ができるようになっています。
操作感を見ながら回数を調整してみてください。

坪ちゃんのオススメ:MAXの 10 回!
理由:「もしものときの保険は、大きい方が良いと思っているタイプなので。」とのこと。

均等グリッドを表示する

入力に関する設定です。

物件の中の[グリッド]→[均等(吸着点)]→[均等グリッドを配置する]にチェックを入れた場合に均等グリッドを表示させるかどうかを決める設定です。チェックを入れると表示させることができ、外すと表示されません。

均等グリッドを配置すると、線ではなく点でグリッド(マウスの吸着点)が表示され、方眼紙のような状態になります。白紙に作図をするような形で入力をする方にオススメです。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックあり!
理由:「いつも図面をなぞって拾うので均等グリッドは使わないからあまり関係ないけれど、もし使おうと思ったときに表示された方が便利だと思う。非表示にしたかったら、エリア作成の表示メニューから消せるのでチェックを入れても問題ないと思ってます。」とのこと。

0.5㎡以下の開口時に確認メッセージを表示する

入力に関する設定です。

チェックを入れると、開口の入力時にその開口が0.5㎡以下だった場合、開口を行うか・行わないかのメッセージを出すことができます。「開口周りのシーリングは拾いたいけど、見積りなので㎡数は減らしたくない」という場合は、チェックを入れてメッセージボックスを出すようにしましょう。
チェックを外すとメッセージは表示されず、必ず開口されるようになります。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックなし!
理由:「僕は0.5㎡以下も問答無用で開口するので、メッセージは出なくて大丈夫。クリック数をいかに減らして綺麗に正確に拾うかを自己の目標にしているので、メッセージを省略できるのは助かります。」とのこと。

開口の上には役物(2点入力)を配置しない

入力に関する設定です。

チェックを入れると、2点入力の役物の入力時に開口の上を避けて配置することができます。土台水切をライン入力で入れる場合に玄関の開口部を避けてほしい方はチェックを入れておきましょう。
チェックを外すと、開口は関係なくなぞった部分に配置されます。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックあり!!!
理由:「これは絶対チェックを入れておいた方がいいです!!土台水切のライン入力で非常に助かってます。そういえば、パソコンを変えたときに新しくインストールしたら、このチェックが変わっちゃって。意気揚々と物件を拾っていたら土台水切を入れ始めてびっくり。最初はまぁいいかと思っていたんだけれど、意外とスピード感が変わってくることを実感して。拾ってる最中だったんですが、すぐにタイトルに戻って設定変更しました。」とのこと。

多角形入力時の各辺の長さを表示する

入力画面の描画に関する設定です。

チェックを入れると、面積の多角形入力時に各辺の長さを表示することができます。
入力を確定すると長さは非表示になってしまうため、入力中に寸法を確認しながら操作したい方にオススメです。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックあり!
理由:「これはどちらでもいいけれど、過去にこれでスケール設定のミスに気付いたことがあります。あの時は助かった。あとは物件の規模感も分かり易いし、表示されていて損なことはないと思います。あと屋根伏図の外壁線入力は結構使えます。今いる点から始点までの距離が出てくれるのが便利。」とのこと。

屋根・勾配ごと面積表示

積算結果の書式に関する設定です。

チェックを入れると、積算結果の面積の勾配と勾配ごとの㎡数を分けて出すかを選ぶことが出来ます。
デフォルトではチェックなしの状態で、グループごとに合算された㎡数が表示されています。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックあり!
理由:「これも好みですが、大屋根と下屋で勾配が違うときは結構助かるかもしれません。材料は一緒だしグループは分けてないけど、㎡数だけ参考程度に別々で見たいときに使えます。あと僕はたまに勾配を間違えちゃうときがあって。いつも拾い出し書をチェックしてくれる先輩に相談したらこの機能を教えてくれました。今は二重チェック体制でやっています。」とのこと。

水平垂直モード表示切替

入力画面の描画に関する設定です。入力中にマウスに沿って伸びる線の描画を変更することが出来ます。

坪拾いがリリースされた当初はチェックありの状態で、入力途中の線が水平垂直モードの時でもマウスの先に沿って表示される状態でした。

アップデートにより視覚的に水平垂直モードとフリーモードが見分けられるようなモード(チェックなし)が追加されたのですが、アップデート前の操作に慣れている方もいらっしゃるので、チェックボックス式で選べるようになっています。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックなし!
理由:「僕は”マウスに沿って線が伸びてくる=フリーモード”と視覚的に覚えてしまっているので、好奇心からチェックありを使ってみた頃もあったけど慣れなかったです。入力を見返すと少し斜めになっていて、”これは切り替えミスだな”と思ったことがあります。自分に合うのは、チェックなしの方でしたね。」とのこと。

スケール設定警告を行う

図面読込に関する設定です。

チェックを入れると、スケール設定が行われていない場合に警告が表示され、先のステップへ進めなくなります。
チェックを外すと、設定していなくとも次のステップに進めてしまいます。

スケール設定は坪拾いでは要となる操作なので、基本的にはチェックありの状態をオススメします。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックあり!!!
理由:「スケール設定は必須!!!疲れてくると画面の文章を読まずに進んでしまうことがあるので、ソフトにそういう面でも助けてもらいたいです。」とのこと。

検索条件の初期設定を「-なし-」にする

部材設定の主部材に関する設定です。「毎回使う項目が違うので、都度材料を設定したい」というお客様の声から追加された機能です。

デフォルトはチェックが外れている状態で、主部材が必ず設定された状態で進むことが出来ます。
チェックを入れると、初回の部材設定画面を開いた時に主部材がすべて「-なし-」になります。「-なし-」になった拾い項目は入力画面の左側に表示されないため、拾いたい項目は主部材を選ぶ必要があります。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックなし!
理由:「拾う材料は大体が決まったパターンですし、シンプルに1つずつ設定するのが手間なので僕はチェックなし派です。でも”-なし-“にした項目は入力画面に出なくなるから、拾う項目が少ない人はそっちの方が見やすい画面になるのかなと思ったり。あとは主部材の種類が多い人や社内ルールとかで、毎回ちゃんと選ぶことをルーティンにしている人とかにはミス防止の観点でも良さそうと思いました。」とのこと。

まものサイズの割付も取り回しを行う

取り回しに関する設定です。

チェックを入れると、例えば3030mmの板を2730mmで割付した場合、余りの300mmの板を使うことができます。
チェックを外すと、まもので割り付けた板の残り(例:3030部材幅、割付サイズ2730 残り300㎜)は捨ててしまいます。デフォルトはチェックなしの状態です。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックなし!
理由:「チェックありの方が取り回しの効率はよさそうですが…坪拾いを使ったときからデフォルトのチェックなしのまま使っていて特に支障がないのでチェックなしのままにしています。余った板も取り回したり、現場より枚数が多く出てるならチェックを入れてもいいと思うけど、このままで大丈夫かな。」とのこと。

表示部材選択時、面積部材は必ず表示する

拾い項目を右クリックした絞り込み表示を行ったときの動作に関する設定です。
チェックを入れると、面積の表示は必ず残したまま絞込表示を行うことが出来ます。
チェックを外すと、右クリックした項目だけを絞り込むことが出来ます。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックなし!
理由:「昔はチェックを付けていて便利でした。でも慣れてくると絞込表示からの全選択で削除やグループ変更を多用するようになって、その時に面積が表示されると逆に邪魔だと思うようになってきて…。面積も一緒に表示させたかったら面積も右クリックすればいいってことに気が付いてからは、この機能に頼らなくてもいいと思って卒業しました。」とのこと。

操作メニューにアイコン付レイアウトを使用する

チェックを入れると、エリア作成の左側にある操作メニューがアイコン付きになります。
アイコン付きのレイアウトもアップデートで追加されたのですが、アップデート前の操作画面に慣れているお客様もいらっしゃることからチェックボックス式で選べるようにしています。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックあり!!!
理由:「好みだと思いますが、僕はアイコン付きを推しますね。拾い項目の幅が広いですし、ボタンも大きくて押しやすい。何より文字を読まなくても感覚的にボタンを選べるのが楽です。ちなみに僕の先輩は十数年前から坪拾いを使っているので、慣れているアイコン無しの方を使い続けてます。たまに先輩のパソコンを借りて坪拾いを使ってみると、ちょっと難しく見えてなんかかっこいい。玄人っぽい。」とのこと。

新規物件作成時、最終物件で選択した割付モードを引き継ぐ

切物計算の割付モードは、「通常取り回し割付」がデフォルトです。
チェックを入れると、切物計算の割付モードを新規物件に引き継ぐことができます。

チェックあり

チェックなし

坪ちゃんのオススメ:チェックなし!
理由:「僕は基本的に通常取り回ししか使わないので、例外の時だけルールを変える方が慣れています。逆に引き継いでしまうと、新規物件で戻すのを忘れてた!なんてパターンもありそうなので、チェックは入れてません。でも社長の知り合いの会社さんは、通常サイディングでも詳細取り回しで枚数を見ているらしく、そういうときは詳細取り回しを引き継いでくれるのが楽と言っているみたいです。どの割付ルールを使う事が多いかで決めてもいいかもしれないですね。」とのこと。

自動でカット処理が入る板の幅

開口によって、板がL字型・コの字型になる場合にカット処理を入れる機能があります。カット処理を行うサイズを決めることができます。(初期は「150」㎜)
詳しくは「【坪拾い】実際の割付(枚数)に近づけるには」をご覧ください。

取り回しルール(施工順 or 効率)

取り回しルールを変更できます。(初期は「施工順を重視した取り回し」)
詳しくは「【坪拾い】取り回しルールの選択」をご覧ください。

投稿者: 永田