<坪拾いで出隅を拾ったら、合計33.5mで79本と出力されました。
出隅1本455mmなので、33.5÷0.455=73.6…の74本ではないんでしょうか?
<坪拾いでは必ずしも総m÷定尺の本数で出力されるわけではありません。
特に出隅では「取り回しなし」という機能が影響しています。
詳しい仕組みをご説明しますね。
出隅部材の詳細を確認すると、「取回無し」というチェックが入っています。
このチェックを入れることで、入力1か所あたりで本数を計算・端材は取り回さない計算になります
チェックあり/なしによる計算方法の違いをご説明します。(出隅455mmの場合)
下画像のように2630mmの出隅を3本、300mmの出隅を1本拾ったとします。
◆「取り回しなし」チェックを入れている場合
出隅1か所あたりで本数を計算し、合計します。
2.63m÷0.455=5.7…→6本 が 3か所で 6×3=18本、300mm→1本
合計19本となります。
端材は他の箇所には取り回しません。
◆「取り回しなし」チェックを外している場合
出隅は総mを割って本数を計算します。
2.63×3+0.3=8.19m、8.19m÷0.455=18本となります。
この場合、2.63mの部分であまった0.1mの端材を組み合わせて0.3mの出隅に割り当ててしまっていることになります。
ただ実際は新たに1本使う必要があるため、必要本数より少なく出力されてしまいます。
→必要数量より見積数量が少なくなることを防ぐため、デフォルトでは「取り回しなし」チェックがオンになっています。
あらかじめロス率などを設定されている場合は、チェックを外していただくとよいでしょう。