坪ちゃんは疑問に思っています。
いつも使っている平兵衛くんの壁編集モードの中に「耐火遮音隣接」という使ったことがない項目があることについて。
これまで使ったことがないので気にしなかったけれど、一度気になってしまうと何も手に付かなくなる坪ちゃん。
今回は『耐火遮音隣接』という壁ボードの使い道についてご紹介します。
壁ボード『耐火遮音隣接』は、耐火遮音間仕切を使った場合に使用します。
例えば、下図の様に壁ボードを設定した部屋を入力し、部屋の間に耐火遮音間仕切を入れたとします。
ここで知っておきたいのは、耐火遮音間仕切には壁ボードが部材登録されているということです。
そのため、耐火遮音間仕切に隣接している部屋の壁ボードは、重複してしまうことがあります。
そんなときは、重複してしまう部分の壁ボードの種類を『耐火遮音隣接』に変更します。
『耐火遮音隣接』は、そのために用意された拾い項目です。そのため、部材は何も登録されていません。
壁ボードを削除するだけではダメなのか?
巾木や廻り縁を拾っている場合、室集計の根拠によっては削除することはオススメできません。
壁貼物を旧モード(システム設定「壁編集モードで壁貼物を拾う。」のチェック無)で拾っている場合もオススメできません。
室集計設定でそれらの根拠が「壁ボード」になっている場合、壁ボードを削除してしまうとその部分が拾えなくなってしまいます。そのため『耐火遮音隣接』に種類を変更し、壁ボード自体の入力を残しておく必要があります。
根拠が「室の周長」になっている場合は、どちらでも構いません。
ですが、『耐火遮音隣接』にしておくことで工種別集計や部屋別明細では、㎡数を出すことが出来ます。耐火遮音間仕切に隣接する壁ボードの㎡数を出しておきたい場合に便利かもしれませんね。