【平兵衛くん】折上天井・下がり壁の入力方法

下がり天井/折上天井など、部屋の中で天井高が変わる場合の入力方法をご案内します。

天井高が途中で変わる場合でも、天井自体の㎡数は変わりません。
そのため、高さが変わる部分の下がり壁を拾う方法がオススメです。


設定方法

例:天井高が2500mmの部屋の中に2700mmの折上天井があった場合

天井高の差分は2700mm-2500mm=200mmです。
高さが変わる部分に200mmの下がり壁を壁ボードで入力します。

入力手順

【壁編集】から[ボード]を選択します。
②下がり壁のボード種類を選びます。
③高さは天井高の差分(2700mm-2500mm)の200mmに設定します。
[室連動]オフにします。
属性2「下がり壁」を選択します。 ※下がり壁のみ集計を分けたい場合
種類「垂壁」に設定します。
⑦下がり壁に廻り縁が必要な場合は、「廻り縁を付ける」にチェックを入れます。
⑧図面上で下がり壁をなぞって入力します。

※下がり壁を㎡数ではなくm数で積算したい場合は、属性1を「長さ」に設定してください。

結果の確認

属性2「下がり壁」を設定して拾ったことにより、下がり壁のみ分けて集計することができます。
属性1の設定によって、㎡数、m数の出方も変わります。
※デフォルトでは属性1を長さにすると天井工事に出力される仕様です。




【平兵衛くん】天井高が異なる・下がり壁の入力方法

下がり壁や下がり天井のように、1つの部屋の中で天井高が異なる場合はどう入力すればいいですか?

 

 

集計したい結果にもよりますが、【長さ】を求めたいのであれば、下がり壁として壁ボードを追加する方法をオススメしております。

例えば下の図面のように一面の部屋で、赤線部分を境に天井高が2600mm、2400mmとなっている場合、部屋の上側から下側を見ると天井が下がっています。

これを下がり壁・下がり天井といいます。

 

 

 

この場合、天井の高さが低いだけなので、事務室の天井面積に変化はないですね。

そのため、下がり壁部分だけに壁ボードを追加します。

 

なるほど!でも、その壁ボードはいつ・どうやって追加するんですか?

 

 

手順としては、そのまま部屋をぐるりと囲っていただき、そのあとに下がっている高さ分の壁ボードを追加します。

【壁編集】から【ボード】を選択し、詳細を入力します。高さの違う壁ボードを追加する際は【室連動】をオフにしてください。

(※室連動についてはこちらの記事をご覧ください。)

【高さ】は天井高の差(2600mm-2400mm=200mm)を入力し、属性1に【長さ】を、属性2に【下がり壁】を選択します。

(下がり壁部分に廻り縁を必要とする場合は、【廻り縁を付ける】にチェックを入れてください。追加した壁ボード分の廻り縁が加算されます。)

 

 

すると工種別集計で【下がり壁】として長さ(メートル)を別途集計することが出来ます。

ここで面積を求めたい場合は、属性1は「面積」にしておくと面積(㎡)が求められます。

 

 

なるほど!差分の高さの壁ボードを追加するだけで出来るんですね!

やってみます!

 

天井高が低い部分のボードは壁ボードを分割して、高さを変更してください。

下がり壁部分に下地が必要な場合は、同じ手順で間仕切の入力を行ってください。

壁ボードを分割される場合は こちらをご覧ください。

壁の高さを変更される場合は こちらをご覧ください。