新国立競技場の模型を初公開
2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の模型が6月17日、報道陣に初めて公開された。製作したのは、新国立競技場の設計・施工を担う大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体(JV)。8月からブラジルで開かれるリオデジャネイロ五輪・パラリンピックの期間中、現地で展示される。
模型の大きさは120cm四方で、縮尺は500分の1。完了間近の基本設計を反映したものだ。屋根や軒、ひさしに木材を活用したデザインが特徴で、公募型プロポーザルの技術提案時と比べてデザインに大きな変更はない。2019年の完成から5?10年後をイメージしたもので、設計の進捗に応じて詳細を決めるという。
新国立競技場は地下2階・地上5階建てで、最高高さが約50m、延べ面積19万4000?の規模。敷地面積は約11万3000?に上る。大成建設JVの技術提案書に掲載されたスケジュールでは、10月に準備工事、12月に本体工事に着手し、19年11月の竣工を目指すとしている。
(日経アーキテクチュア 2016/06/20)