意外な住まいの常識
4月23日は世界図書・著作権デー。スペインの提案により、1995年のユネスコ総会で採択。この日はスペインの習慣である「サン・ジョルディの日」であり、また、セルバンテス、シェイエクスピアなど多くの文筆家の誕生日や命日であることに因むものです。日本では記念日の前後の11日間、全国で書店くじが開催されます。
時事:意外な住まいの常識
知っているようで知らない住まいの常識。当たり前と思っていることが、実は間違いであることは多いようです。
日経新聞記事から抜粋して紹介します。
?買い替えで、最もCO2削減効果があるのはどれ? 正答率15%
A:エアコン B:照明 C:トイレ D:浴室
?雨漏りや水漏れが多いのはどこ? 正答率21%
A:屋根 B:外壁 C:窓やドア D:排水管のまわり
(日本経済新聞2015/4/19)
※正答率は、日経BP社の住宅に関するクイズ「すまいダービー」の結果です。
正解は下に載せています。
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時事クイズの答え
?正解はDの浴室/?正解はBの外壁
?解説:出題したTOTOの試算によると、買い替えで削減できるCO2量(年間)は浴室が498キログラム、エアコン127キログラム、トイレ114キログラム、照明37キログラムだった。節水式シャワーヘッドと断熱性能が高まった浴槽の効果が大きい。湯の量が減る上、浴槽の湯が冷めにくくなり、追いだきで消費するガスと電気を減らせる。いずれも10?20年前の商品と比較した。すまいダービー参加者の50%がエアコン、18%が照明と答えたが、実際は家庭から出るCO2の23%が水回りから排出される。そもそも水を使うとポンプの利用などで電気が必要。水回り全体を買い替えると1世帯平均で、年間約9万2000円の光熱費削減効果があるという。
?解説:「屋根」(31%)、「窓やドア」(29%)と答えた人が多かったが、「住宅瑕疵(かし)担保責任保険の事故事例の傾向から見ると、外壁が圧倒的に多い」と出題者である国土交通省住宅生産課の豊嶋太朗・企画専門官。「特に屋根に近い部分や、バルコニーとの境目などに雨漏りが多く発生している」。次に多いのが窓の周辺だという。シミがある場所から雨が入り込む場所を特定するのは難しいといい、修繕は雨漏りに詳しい業者に依頼した方がよさそうだ。
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