【坪拾い】寸法線の表示

任意の寸法線を作成する機能の説明です。
利用する状況としては、取り込んだ図面を直接なぞって屋根を作図した場合などです。
通常屋根伏図を作成したときに寸法は表示されますが、屋根伏せを作成せずに、直接図面をなぞって屋根面を作成すると寸法表示されません。必要に応じて寸法線を作成してください。

≪基本の入力・削除≫
【寸法線】をクリックします。(寸法線入力モード中はボタンが緑色になります)→寸法を出したい範囲をクリックで指定します→数値を表示させたい位置をクリックします。

寸法線が表示されます。


さらに角をクリックすると、同じ方向であれば続けて寸法を出すことができます。

方向が変わる場合は、一度右クリックして解除してから、改めて次の寸法線を出すために2か所をクリックします。

・削除…寸法線の上で右クリックし、【削除】をクリックしてください。
数字の上ではなく、線の上で右クリックすると選択しやすいです。

≪フォントや文字サイズの変更≫
【ツール】【寸法線設定】から変更できます。

≪斜めの寸法線の表示≫
【寸法線】が有効になっている状態で、画面下の【フリーモード】に切り替え、2点をクリックします。斜めの寸法線が作成されます。

≪その他の変更≫
図面からの距離を変更
寸法線の上で右クリック【移動】

→マウスを動かすと線が出ますので、確定したいところでクリックします。
2点間の位置はそのままで、図面からの距離を調整できます。

寸法線の両側の線の向き変更
寸法線の上で右クリック【寸法補助線変更】

→マウスを動かすと線が出ますので、確定したい位置でクリックします。補助線の向きが変わります。




【平兵衛くん】種類の異なるスタッドの設定(エンド部スタッド本数)

間仕切入力時に、通常のスタッドとは異なる種類のスタッドの本数を出す機能の紹介です。

ポイントは3つ
1.エンド部スタッド本数が出せるのは耐火遮音壁のみ。(通常の間仕切りでは拾えません)
2.部材登録に「エンド部スタッド」を登録する。
3.耐火遮音壁入力時に「エンド部スタッド本数」を設定する。

 

1.間仕切り壁の名称を登録します。すでに登録されている間仕切りを使われる場合は、1を飛ばして2へ進んでください。
次回以降毎回使う場合と、今回の物件だけに使う場合とで、登録する場所が異なります。

≪次回以降毎回使う場合≫
毎回使うものであれば、タイトル画面から登録します。
タイトル画面の【部材登録】【室拾い】【間仕切設定】

 

【追加】で新しく間仕切りが追加されます。

間仕切り名を登録し、『耐火遮音』の項目は耐火遮音(シール片面)」または「耐火遮音(シール両面)」を選択し、スタッド間隔に任意の数字を設定してください。

【部材登録】をクリックし、2.の部材登録に進みます。

 

 

≪今回の物件だけで使う場合≫
物件の中から登録します。
平兵衛くん10は【各種設定】、平兵衛くん8は【ツール】【間仕切設定】
【追加】で新しく間仕切りが追加されます。

間仕切り名を登録し、『耐火遮音』の項目は耐火遮音(シール片面)」または「耐火遮音(シール両面)」を選択、スタッド間隔は任意の数字を設定してください。

【部材登録】をクリックし、2.の部材登録に進みます。

 

 

2.部材登録の画面でエンド部スタッドを登録します。
【部材登録】【部材の追加】

→部材名を登録、仕様名を「間仕切り」、根拠を「エンド部スタッド本数」にします。【OK】で確定します。

【部材の登録】をクリックすると、上段に上がり、選択中の間仕切りに登録されます。
【反映する】をクリックすると、登録した内容が保存されます。

→間仕切り設定画面に戻りますので【OK】をクリックして登録完了です。

 

3.入力する際に、エンド部スタッド本数を設定します。
【間仕切入力】【耐火遮音】をクリックします。

画面左の拾い項目に、エンド部スタッドを登録した間仕切が出てきます。
画面右に出てくる設定画面で、『エンド部スタッド本数』の数字を設定してから入力してください。

以下のように集計結果に出てきます。元のスタッドの本数は、エンド部スタッドの本数分マイナスされます。

 

 




【坪拾い・平兵衛くん】「複数起動…」ソフトが起動できない

ソフトを起動しようとすると、「複数起動 このシステムは、既に起動しています。」とメッセージが出て、起動できません。

 

何らかの原因で、ソフトが正常に終了していなかった可能性があります。
タスクマネージャからソフトを終了させてください。

 

≪手順≫
タスクバーを右クリック→【タスクマネージャ】を起動

 

【詳細】→坪拾いの場合は「tsubohiroi.exe」/平兵衛くんの場合は「Heibei.exe」または「Heibei6.exe」を選択し、【タスクの終了】をクリックします。

 

ソフトが起動できるかご確認ください。

 

 




ワックス不要の大型施設向けビニル床シート

東リは自社の床材商品で、保守が必要ないノンワックス(NW)の比率を、10年内に現行の5割から約8割に高める。数千アイテムあるビニール床シートと床タイルを対象に、商品の切り替えなどを進め、NWの比率を引き上げる。ワックスの保守コストが長期間不要となる点を訴求し、病院や学校などを中心に需要を開拓する。

東リはノンワックス商品の比率を高めるため、2017年度第1弾のNW商品を5月末に投入した。既存品の汎用ビニール床シートの一部をNWタイプに切り替え、「フロアリューム プレミアNWシリーズ」として4柄44色を発売した。病院や学校などの公共施設向けに、販売増を見込んでいる。今後も毎年、NW商品を投入していく。

東リはNW商品を09年、業界に先がけて発売した。独自の紫外線(UV)樹脂コーティング層と抗菌防汚クリア層を採用し、一般の単層構造塩化ビニルシートに比べ傷つきにくく、汚れが取れやすい。そのため長期間ワックスの手入れが不要。

通常は清掃だけで済むため、保守コストが大幅に削減できる。医療・福祉施設向けの耐薬品性や、木目調といった意匠性を重視した商品を発売し、品ぞろえを広げている。

同社は16年にNW用の継目接着工法「ジョイントシールド」も導入。従来施工に比べ、シートの継ぎ目が目立ちにくく意匠性を高められる。

(日刊工業新聞2017/6/6)




美しさを長期間保てる人工木材デッキ

フクビ化学工業は、長期間美観を保つ住宅用人工木材デッキ「プラスッド ソライエデッキ」を発売した。
「プラスッド ソライエデッキ」は、木質ペレット「フクウッド」を原料として押し出し成形された人工木材「プラスッド」でつくったデッキだ。デッキ上に取り付けるフェンスと、デッキと外部空間をつなぐステップも取りそろえた。
「プラスッド」は、表層部に高耐候性樹脂を使っているため、木材に比べて色あせしにくく、水にも強く腐食しにくい。木粉含有率が高いので、自然な木質感も備えている。定期的な塗装作業が不要で、メンテナンスコストを削減できる。経年による色変化が少ないので、施工時の美しさが長期間保てる。また、自己消火性を備えており、火元を離すと自然に火が消える。火災などによって火が着いても燃え広がる恐れがなく、延焼を最小限にくい止めることができる。カラーバリエーションは、ダークブラウン、ライトブラウン、グレーの3色がある。

(日経アーキテクチュア2017/6/1)