【平兵衛くん】天井の断熱材を後から設定する

 <室設定で天井の断熱材を設定し忘れたまま部屋を入力してしまいました。後から設定することはできますか?

<はい、可能です。設定方法を2種類ご案内します。


≪設定方法1 部屋入力から設定≫

部屋入力から設定する方法です。
一部屋ずつ設定したい場合は、こちらの方法がおすすめです。
(部屋入力から設定する機能は平兵衛くんVER10.10.000から追加されました!以前のバージョンをお使いの場合はこちらを参照)

部屋入力モードに切り替えます。

①断熱材を設定したい部屋の上で右クリックします。
② 右側の情報画面(フローティングプロパティ画面)で断熱材を設定します。
③【適用】ボタンを押します。


≪設定方法2 チェックモードから設定≫

チェックモードから設定する方法です。
部屋をまとめて断熱材設定したい場合におすすめです。

チェックモードを開きます。

①表示を「室:天井」に設定します。
②上の表で、断熱材を設定したい部屋の条件を選択します。
③下の表に、上の表で選んだ条件の部屋一覧が表示されます。断熱材の項目を設定します。
④チェックモード画面を閉じると、変更が適用されます。

一括設定のポイント

表をドラッグすることで、一括編集画面が開きます。
同じ種類の断熱材をまとめて設定したい場合は、一括設定がおすすめです。


≪設定方法3 天井編集から設定≫

天井編集から設定する方法です。
VER10.10.000以前お使いの方で、一部屋ずつ断熱材設定したい場合は、こちらの方法をお使いください。

天井編集モードに切り替えます。

①断熱材を設定したい部屋の上で右クリックします。
②右側の情報画面(フローティングプロパティ画面)を【下地】タブに切り替えます。
③断熱材を設定します。
④【適用】ボタンを押します。




【平兵衛くん10】壁のクロスを貼り分ける

≪この記事を読む前に…≫
こちらの『壁貼物(クロス)の貼り分け機能』は平兵衛くんVer10.05.000で追加されています。
詳しい仕様や使い方は各種ダウンロードページ≫マニュアル「壁貼物(クロス)貼り分け設定」をご覧ください。

お使いのバージョンがVer10.05.000未満の場合はアップデートを行ってください。
≫アップデート方法はこちら


≪”壁貼物(クロス)を壁ボードと同じように拾う”設定をする≫

システム設定の中にある『壁編集モードで壁貼物を拾う』にチェックを入れます。
このチェックを入れた状態で作成した物件では、【壁編集】モードに【貼物】というボタンが追加され、壁貼物(クロス)を壁ボードと同じように入力することが出来ます。

≪貼り分け方法≫

・部屋の上下で貼り分けをする
室設定もしくは部屋のフローティングプロパティで「壁貼物」「壁貼物腰下」を設定して部屋を入力します。

腰壁のデフォルト高さは【各種設定】→【割付設定】から変更することが可能です。

・壁面ごとに貼り分けをする
【壁編集】→【貼物】から配置済の壁貼物を右クリックで選択し、名称を変更します。
壁面の途中から貼り分けをする場合は、壁分割を行ってください。≫壁分割の方法はこちら

≪注意点≫

物件ごとに拾い方を分けることができますが、作成済の物件の設定は切り替えることはできません。
以下 6 点の集計では、上下貼り分けの集計はできません。
①天井一括.csv ②床一括.csv ③壁一括.csv ④各階̲各室̲仕様集計.csv ⑤各階̲仕様集計.csv ⑥全階̲仕様集計.csv
「壁仕上」の項目に出力される数値は、以下の条件で出力されています。
・壁仕上名称:「部屋入力」モード 壁貼物設定①名称で設定している貼物名
・数値 :部屋の壁実面積の合計




【平兵衛くん】間仕切りのランナー定尺を変更したい

天井下地のランナー定尺は「割付設定」から変更できそうですが、間仕切のランナー定尺はどこから設定したらよいのですか?

間仕切のランナー定尺は、部材登録の計算式で変更できます。変更箇所をご案内します。


間仕切のランナー定尺 変更方法

【各種設定】「間仕切設定」を開きます。

設定を変更したい間仕切りの名称をクリックで選択します。
選択した状態で右下の【部材登録】を開きます。

詳細部材登録画面が開きます。
左上の登録部材一覧より、ランナー項目の計算式を確認します。

平兵衛くんでは、入力した間仕切の長さ(m)を定尺(m)で割った数×2(上下)でランナー本数を求めています。
初期の計算式では「1/4*2」⇒定尺は4mで設定されています。
3mにしたい場合は「1/3*2」といったように計算式を変更してください。
登録部材一覧の計算式は直接打ち変えて編集ができます。

変更後は、詳細部材登録画面で【反映する】⇒間仕切設定で【OK】を押してください。
集計結果を更新すると、変更後の定尺で計算し直します。

※計算式の設定は間仕切りの項目ごとになります。
※次の新規物件からも変更を反映させたい場合は、マスタを変更してください。(マスタの変更方法はこちらから)


関連記事

バー材の定尺設定(床下地・天井下地)




【平兵衛くん・平兵衛くん防水版】クリップボードからPDFの図面を読み込む

「ファイルから」PDFが読み込めない場合は、「クリップボードから」の読込を行ってください。
クリップボードに保存させるために、PDF閲覧ソフト側でスナップショットを先に撮影する必要があります。

こちらの記事ではPDF閲覧ソフト(Adobe Acrobat Reader DC)でスナップショットを撮影し、平兵衛くんに取り込むまでの方法をご紹介します。


◆クリップボードとは…
お使いのパソコン側でテキストや画像を一時的に保存しておく場所のこと。一定時間経過すると消えてしまいます。


≪スナップショットの撮影から平兵衛くんでの読込まで≫

1.【簡単読込】を選択します。

2.【クリップボードから】を選択します。

3.平兵衛くんの画面はそのまま残しておいて、取り込みたいPDFの図面を開きます。
※Microsoft Edgeなどのウェブブラウザで開いてしまう場合は…PDF開くソフトを変更してください⇒PDFを開くソフトの変更方法

4.【スナップショット】ツールを選択します。
旧バージョンの場合:【編集】→【スナップショット】をクリックして下さい。
新バージョンの場合:【三メニュー】→【元に戻す、やり直しなど】→【スナップショット】

お使いのソフトによって画面周りが異なります。ボタンの場所が画像と違う場合もありますのでご了承ください。
※【コピー】など、他のツールを使われると、縦横比が変わってしまう場合があります。【スナップショット】を使うようにしてください。

↓旧バージョン

↓新バージョン

5.図面の上で1回左クリックして下さい。コピーされた範囲が青くなります。

6.平兵衛くんの画面に戻ります。
【次へ】をクリックすると図面が取り込まれます。
※図面がぼやける場合は…図面を拡大してからスナップショットを撮ってください。⇒解像度を固定する方法




【平兵衛くん】追加した床・天井仕上げの部材を集計するには(部材登録の方法)

新しく追加した床・天井の仕上材で、枚数等を集計したい場合は、項目の追加+部材登録が必要です。
床材・天井材の部材登録について詳しくご説明します。


設定場所

【各種設定】-「仕様設定」を開きます。

床材の場合→「割付床仕上設定」
天井の場合→「割付天井仕上設定」
にします。

新しく追加した項目をクリックで選び、右下の【部材登録】をクリックします。

メッセージはOKで進みます。詳細部材登録の画面が開きます。


部材登録方法

左側の「拾い項目一覧」で選択した項目が選ばれていることを確認します。
拾い項目の中に含まれる部材が右上の「登録部材一覧」です。
「登録部材一覧」は右下の「部材一覧」から選択して登録します。

絞込項目を選択すると、部材一覧から探しやすくなります。

登録したい部材をクリックで選択し、【部材の登録】を押します。

※登録したい部材が部材一覧にない場合はこちらを参照

登録部材一覧に登録されます。
これで「新規床部材」の枚数を拾い出す設定ができたことになります。

右下の【反映する】ボタンで閉じ、仕様設定画面も【OK】で終了します。


部材一覧に設定したい部材がない場合

仕様設定画面下部の【部材の追加】で部材一覧に追加できます。

部材登録の画面が出ます。

部材名、単位、仕様名、根拠、計算式は必ず設定してください。
ロス率(ロスをみない場合は1.0)、単価は任意で変更してください。

<設定方法>

部材名 : 床(天井)仕上げ材の名称に設定
単位  :「枚」に設定
仕様名 :「床仕上げ」or「天井仕上げ」に設定
根拠  :「床仕上げ枚数」or「天井仕上げ枚数」に設定
計算式 :「1」を設定

「OK」を押すと、確認のメッセージが出ます。
「はい」で進みます。


設定方法は以上です。
仕上げ材の部材登録についてより詳しく知りたい場合はお読みください。


補足1:床・天井仕上げ材の計算根拠について

床・天井材の計算根拠は、基本的に「床(天井)仕上げ枚数」を使ってください。
この根拠は「仕様設定」で設定した割付サイズ縦・横をもとに、囲んだ部屋に対して割付を行った枚数を根拠として使います。

↓割付した図

割付した枚数をそのまま利用するため、計算式は「1」でよいのです。


補足2:長尺ものの長さを拾う設定(平兵衛くん10のみ)

床のCFシートなど、長尺ものの項目を追加した場合の部材登録方法です。
割付目地は必ず『長尺』に設定します。
割付サイズ縦はシートの幅に設定、割付サイズ横は1以上の適当な数値を入れてください。

部材登録の際の根拠は『床(天井)仕上げ総長さ』に設定します。
この根拠を使うと、割付した長尺ものの長さ(m)を根拠に使うことができます。

単位を「m」で集計したい場合は、計算式は「1」になります。
単位を「巻」で集計したい場合は、計算式を「1/(1巻き当たりのm数)」で設定してください。
(例:30m巻きの長尺シートの場合「1/30」)


【関連記事】
『追加した壁ボードの部材を集計するには』




【平兵衛くん】部材拾い集計の「単価」の登録方法は?(スタッドも可)

<部材拾い集計をよく使うのですが、「単価」という欄があります。おそらく材料の単価を登録すれば「金額」欄に合計が出てきて発注業務に役立てると思うのですが、単価はどこから登録をすればいいのでしょうか?

<部材拾い集計には【部材登録】で登録している内容が反映されていますので、単価の登録も【部材登録】から行います。


≪部材登録画面の開き方≫

部材登録画面は下記の手順で開くことが出来ます。

≪マスターを変更する場合(新規物件から反映)≫
タイトル画面から・・・[部材登録] → [間仕切or壁ボードor梁下地or仕様or貼物設定] → [部材登録]
≪作成済の物件の場合≫
・集計結果の画面から・・・[部材拾い]タブ → [部材登録を行う]
・入力画面から・・・左上メニュー[各種設定] → [間仕切or壁ボードor梁下地or仕様or貼物設定] → [部材登録]

物件データとマスターの関係性についてはこちらの記事をご覧ください。
【平兵衛くん】物件データとマスターの関係性/すべての物件共通の部材登録

≪部材登録画面≫

単価は右下の[部材一覧]の表から変更します。
表を右にスクロールすると[単価]欄が出てくるため、変更する枠をダブルクリックして数字を打ち込みます。Enterを押せば確定されます。

部材一覧の表について、左「拾い項目一覧」と右上「登録部材一覧」の表へは単価は連動して変わるため、単価登録の際は気にしなくて結構です。

単価を設定したら、集計を更新してください。設定した単価が反映され、数量に応じて金額も出力されています。


≪スタッド(間仕切)の単価登録方法≫

<そういえば、平兵衛くんの部材拾いでは、スタッドを長さごとに拾っていたと思いますが、単価はどう登録すればいいすか?そもそもスタッド単価の登録は出来るのでしょうか?

<スタッドにも単価登録は可能です。
登録の注意点としては、①単価は『1mあたりの金額』②『スタッド高集計』のチェックを入れる、という2点をお気を付けください。