【平兵衛くん】長さを拾い出したい

㎡数ではなくm数(長さ)を拾い出す方法です。
壁ボード・間仕切において使用できます。
下がり壁など、長さ(m)で積算したい場合にご利用ください。


壁ボードや間仕切を長さ「m」で拾う方法

入力時に『属性1』を「長さ」に設定します。
壁ボードや間仕切りの集計を長さ(m)で出すことが出来ます。

※工種別集計・部屋別明細のみ反映できます。
※属性1を「長さ」に設定した場合、工種別集計では「天井工事」として集計されます。
壁工事として集計したい場合は下記「属性1の設定について」を参照。


属性1の設定について

壁ボード設定・間仕切設定にて、それぞれ属性1の設定を変更することができます。

初期登録では
「長さ」 集計単位:m 集計工種:天井工事
に設定されています。

属性1の設定を変更したり、種類を追加することも可能です。
属性を追加して、天井工事で長さを集計する属性と、壁工事で長さを集計する属性を分けるのもいいかもしれませんね。

※集計工種が反映されるのは工種別集計のみです。


集計結果の確認

長さ(m)の結果は、工種別集計・部屋別明細で確認してください。

≪工種別集計≫
属性1設定で設定した集計単位・集計工種が反映された結果が出力されます。
例:属性1「長さ」の壁ボードを工種別集計表で出力した場合

≪部屋別明細≫
『壁ボード』のページに出力されます。
※部屋別明細に間仕切は出力されません。




【平兵衛くん10】簡易部材登録の使い方

平兵衛くんVER10.11.000より、[簡易部材登録] 機能が追加されました!

簡易部材登録とは、拾い項目名と同じ名称の部材を登録する機能です。
従来の部材登録より簡単な操作で登録することができます。
新しい拾い項目を追加する場合に便利な機能です。
対応箇所:[間仕切設定][壁ボード設定][梁下地設定][仕様設定」[貼物設定]


使い方

例:壁ボード設定に「PB9.5 3×8」を追加登録する

①[各種設定]-[壁ボード設定]にて、拾い項目に「PB9.5 3×8」を追加します。

②画面右下の【簡易部材登録】ボタンをクリックします。メッセージはOKで進みます。

③簡易部材登録画面が開きます。
部材の単位「枚」、根拠「壁割付枚数」、計算式「1」を設定します。

※ロス率や単価は必要に応じて設定してください。
※部材名と仕様名は固定のため変更できません。

④入力後はOKで確定、壁ボード設定画面もOKで終了したら、部材登録完了です。


簡易部材登録の注意事項

・「部材名」「仕様名」は変更することは出来ません。
また、拾い項目と同じ名称の部材が既に登録されている場合、「単位」「基本単価」「備考」を変更することは出来ません。

・登録した部材登録の内容を確認・変更は[簡易部材登録]からは出来ません。
登録後の変更などは、従来通り[部材登録]機能から行って下さい。




【平兵衛くん】梁の高さを分けて集計する

梁自体の高さごとに集計を分ける方法のワンポイントをお伝えします。


設定方法

梁入力前に、高さを設定します。
高さ設定後に「属性2自動」ボタンを押します。
属性2設定に高さの数値が転記されます。高さ以外の欄は空欄の状態にしてOKを押します。

属性2に高さが入った状態で梁を入力します。

この手順を踏んで梁を入力していくと、集計結果を分けることが可能です。


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【平兵衛くん】【平兵衛くん防水版】複数の図面を一括印刷する

通常の[印刷]ボタンからでは、1図面ごとにExcel出力されます。
図面が複数ある場合は、1枚ずつ出力して印刷…というのは手間に感じられるかもしれません。

そのような時に便利なのが【一括印刷】機能です。
複数ある図面をシートに分け、1つのExcelファイルとして出力できます。

使い方をご紹介します。


使い方

[ファイル]→[一括印刷]を押します。

②一括印刷の図面選択画面が表示されます。
任意の図面を選択する場合は、クリックで選んでください。
全ての図面を印刷する場合は、左下の【全図面印刷】を押してください。

③プレビュー画面が表示されます。
用紙設定や凡例設定を行い、【Excel一括出力】ボタンをクリックします。
凡例は全図面共通となります。

④Excelに出力されます。
図面はシートごとに分かれて出力されます。

⑤すべての図面を一度に印刷する場合は、Excelの印刷設定で「ブック全体を印刷」を選びます。
すべてのシートを一度に印刷できます。




【平兵衛くん】所属変更について

壁ボードや梁などは、部屋に所属する働きがあります。(詳しくは→『所属について』

基本的には、入力時にクリックした部屋に所属します。
そのため入力のタイミングによっては、部屋に所属できていなかったり、別の部屋に所属してしまう場合があります。

適切な所属ができていないと、部屋別明細などの集計に出てこない/誤った部屋の面積や長さとして積算されてしまいます。

↓部屋に所属ができていない場合の例

このような場合は「所属変更」を行ってください。


所属変更の方法

所属を変更させたい入力物の上で右クリック→【壁所属変更】(または【梁所属変更】【箇所所属変更】)

所属させたい部屋の真ん中あたりでクリックします。

確認メッセージが表示されます。【はい】をクリックします。

指定した部屋の所属になります。


所属変更の注意点

平兵衛くんでは複数の部屋に対して同じ室名を設定できるようになっています。
そのため、クリックで所属する部屋を指定する必要があります。
フローティングプロパティから室名を変更→適用で所属変更はできません。
必ず右クリック→所属変更から行ってください。




【平兵衛くん】”所属”について

平兵衛くんでの、“所属”という考え方についてご説明します。

所属とは、所属元を「親」・所属しているものを「子」と考え、親の動きに子を連動させる仕組みです。
例えば、親を削除・コピー・移動した場合、子も連動します。
また、所属ごとの集計も可能です


所属関係一覧

・部屋(親) - 壁ボード・壁貼物(子)
・部屋(親) - 梁(子)
・部屋(親) - 箇所入力(子)

※間仕切は所属できません

所属させる方法

・[部屋入力]モードで、部屋と一緒に入力する(※「壁ボード」・「壁貼物」の場合のみ)
・部屋の上を起点に入力する
・「所属変更」で所属させる

所属先(親)の確認方法

壁ボード・壁貼物の場合:[壁編集]
右クリックで壁ボードを選択すると、プロパティ画面に室名が表示されます。

梁の場合:[天井編集][梁]モード
右クリックで梁を選択すると、プロパティ画面に室名が表示されます。

箇所入力の場合:[箇所入力]
右クリックで箇所を選択すると、プロパティ画面に室名が表示されます。

※一括で確認する場合はチェックモードを活用してください。

所属ごとに集計を分ける

所属を分けることで、部屋ごとの集計結果を見ていただくことが可能です。
『部屋別明細.xls』は部屋ごとの㎡数を確認できる主な集計です。
また集計の名称に「各階_各室」と付いている集計も、同様です。

所属を変更したい場合

所属先が誤っている・所属したいができていない場合は、[所属変更]が可能です。(※開口は変更不可)
所属変更の方法はこちらを参照してください。