【坪拾い】大屋根と下屋で分けて積算する

屋根の拾い出しで大屋根と下屋を分けて積算したい場合は、グループ分けを行います。
効率的にグループ分けする手順をご案内します。


設定手順

①屋根材割付を行います。
基本的に自動に屋根材を配置したときはすべてグループAになります。

②【部材設定】を開きます。
[グループB]のタブで、下屋に対して適切な検索条件を設定します。
設定後、【部材・勾配設定に進む】をクリックします。

③部材・勾配設定も同様にグループBに下屋の設定を行います。
設定後、【エリア作成に進む】をクリックします。

④エリア作成画面で【範囲選択】ボタンをクリックします。

⑤下屋がすべて入りきるように四角形で範囲選択を行います。
範囲選択は四角形を対角に2点クリックで選択します。

⑥メニューの中で「グループ変更」をクリックします。
グループBを選択し、OKをクリックします。
範囲選択した下屋がすべてグループBに変わります。

⑦積算結果を確認すると、グループAとグループBで分けて出力されます。
それぞれ大屋根・下屋の拾い出し結果として確認してください。


★ワンポイント

グループ名を「大屋根」「下屋」にすることも可能です。
グループ名の変更について詳しくはこちら→『【坪拾い】グループ名を変えたい』




【坪拾い】図面の分割保存のポイント

図面を分割保存のポイントをいくつか紹介します。
図面の分割保存がうまくできない場合は参考にしてみてください。

まずは基本的な図面の分割保存方法です。
分割保存を使うことで、1枚の図面を面ごとに分けて保存ができます。

例)4分割保存
分割したいラインに赤い十字ラインを合わせ、左クリックします。
ライン位置で図面が4つに分割されます。


上記の分割ではうまくいかない場合の対処法を、パターン別にご紹介します。

パターン1:分割したいラインが上下でずれている場合

下図面のように、分割したいラインが上下でずれている場合の分割方法です。

図面保存は「切抜き保存」を選択します。
一面だけを四角形で囲い、切り抜きます。

図面の名称を付け、保存します。
保存した後は「切抜き前の画像を再利用」を選択し、別の面を切り抜いて保存、を繰り返します。
すべての面を保存し終えたら、作成を終了します。

パターン2:不要な部分を省きたい場合

下図面のように余白が広すぎる場合や、立面図以外の情報が図面に載っている場合、
先に必要な部分だけ切り抜いてから分割するのがおすすめです。

図面分割の前に、「必要な部分を先に切り抜く」にチェックします。

分割保存の前に「トリミングを行います」というメッセージが出ます。
先に図面の必要な部分だけ四角形で範囲指定します。
その後、切り抜いた図面を分割します。




【坪拾い】入力後に割付を通し張りから馬張りへ変更する

<一通り入力が終わったのですが、最初の設定で馬張りにするのを忘れてしまい、通し張りで割付されてしまいました。後から【割付設定】で割付目地を変更したのですが、反映されません。これは入力をやり直さないといけないでしょうか?

↑上画像は、目地の位置が見えやすくなるように割付を強調表示させています。
(方法:【表示】ー【割付強調】をクリック)

<入力し直さなくても大丈夫です。【割付設定】の”割付目地”や”目地自動配置”など、割付目地に関する設定を反映させたい場合は、【割付設定】の「既に入力している面に割付目地を反映させる」にチェックを入れて進んでください。入力済の面積の再割付が行われ、通し張りから馬張りに割付が変わりますよ。


<反映出来ました!入力し直さないといけないと思ったので機能を知れてよかったです!
そういえば縦目地のチェックも入れ忘れたことがあったので、今度はこの「既に入力している面に割付目地を反映させる」を使ってみようと思います!




【坪拾い】積算結果をExcel(CSV)出力する

積算結果をExcelもしくはCSV形式で出力する方法です。

積算結果画面で、【積算結果表の出力】を押します。
[CSV出力]か[エクセル出力]を選択します。

下記のように出力されます。




PDFの「スナップショット」ボタンがない場合

当社ソフトでPDF図面を読み込む際に使用するAdobe acrobat readerにて、「スナップショット」ボタンの仕様変更が行われています。

いつもの場所に「スナップショット」ボタンが見つからないという場合は下記記事を参考にしてください。

≪新しいボタン位置≫

以前までは、【編集】→【スナップショット】ボタンがありましたが、
新しいバージョンでは【編集】→【詳細】→【スナップショット】に変更になっています。

≪別の方法でのスナップショット≫

画面上部のツールバーという場所にスナップショットボタンを出すことができます。
一度設定を行うとツールバーから簡単にスナップショットが撮れるようになるため、おすすめです。

<ツールバーの設定>

【表示】→【表示切り替え】→【ツールバー項目】→【表示ツールを表示】→【スナップショット】にチェック。

チェックを入れることで、画面上部のツールバーという場所にカメラのマークが表示されます。
これがスナップショットボタンになります。

※この設定は一度行うと次回以降も引き継がれます。

カメラのマークをクリックし、図面をクリックするだけでスナップショットを撮ることができます。




【坪拾い】「建具開口」ボタンがない

 <新しいPCで坪拾いを使おうと思ったら、「建具開口」ボタンが見当たりません。

 <ノートPCなどで坪拾いを使う場合、ディスプレイの表示倍率によってボタンが表示しきれない場合があります。

対処方法は以下の2種類です。

1.PCの画面表示倍率を下げてボタンを表示させる
2.別の方法で建具開口を行う

お好きな方法でお試しください。


1.PCの画面表示倍率を下げてボタンを表示させる

①坪拾いを終了します。

②PCのデスクトップ画面を表示します。

③デスクトップの何もない場所で右クリックし、「ディスプレイ設定」を開きます。

④ディスプレイ設定画面が開きます。
拡大縮小とレイアウト → 「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」項目を確認します。
ここの数字が125、150など100より大きくなっている場合は、坪拾いのボタンがすべて表示しきれない場合があります。
「100%」に変更してください。

⑤坪拾いを再起動し、画面を確認してください。

※表示倍率は、PCごとに推奨の値があります。125%や150%が推奨の場合は、坪拾い使用時以外は設定を戻してお使いください。


2.別の方法で建具開口を行う

左側のボタン以外でも、建具開口を行う方法はあります。
開口したい面積の上で右クリックし、メニューから「建具開口」を選び、開口してください。